第3回日本血管不全学会学術集会・総会

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会長挨拶

佐田政隆

 さてこの度、第3回日本血管不全学会学術集会会長にご指名いただきました。大変光栄に存じると同時に重責を感じつつ、平成30年4月14日(土)京都大学芝蘭会館での開催に向けて鋭意準備中でございます。
 日本血管不全学会は、血管機能障害、とりわけ、血管内皮、血管平滑筋ならびに血管代謝の機能低下などを「血管不全(Vascular Failure)」と定義し、血管不全に関する学理の追究および臨床の発展に寄与することを目的に、2016(平成28)年3月1日に創設されました。2016年4月17日に、第1回学術集会が開かれました。2017年4月16日には第2回学術集会が開催され、186名もの参加者があり、活発な情報交換が行われました。
 学術集会では、全国から、循環器内科医、脳血管内科医、腎臓内科医、心臓血管外科医、内分泌代謝内科医、実地医家、基礎研究者、臨床検査技師、放射線技師、看護師が一堂に会し、血管不全に関する、研究発表、討論、情報交換を行います。第3回学術集会においては、「心血管イベント回避に向けた血管機能診療」をテーマとし、我々の患者さんの心血管イベントを抑制するために、血管機能検査を如何に活用するかをさまざまな角度から検討し、血管不全研究の更なる発展につなげたいと思います。招聘講演、シンポジウム、優秀演題、一般演題などを予定しています。また、診療技術の向上に役立てるため、hands onコーナーを設ける予定です。研究者相互の連携と交流を深め、血管不全研究の裾野を広げ、血管不全の基礎ならびに臨床応用研究の発展向上を図るべく、幅広い叡智を結集し、議論を深め、本学会の目的達成に向けて努力したいと考えております。
 是非、多くの皆様にご参加いただきますよう、お願い申し上げます。




第3回日本血管不全学会学術集会・総会
会長 佐田 政隆
徳島大学大学院医歯薬学研究部 循環器内科学 教授